DT50特有のクセ (知っておくと壊さない)
- 高回転型なので暖気はしっかり
- 2ストオイルは必ずヤマハ純正を使います。社外はマフラーを詰まらせます。
- 冷却水は温度に注意(濃度によっては腐食の原因となります。)
- 純正エアクリは湿式なので乾燥させない。
- チャンバーはカーボン溜まりやすい(定期的に焼く or 洗浄)
-
エンジン始動失敗のリカバー、2又は3速にギヤを入れて押し掛けをします。
- 冷間時はチョークを引いて三回キックでほぼかかります。
回転が上がり安定するまで暫く待ちます。
- チョークを引いて始動を失敗した場合は、チョークを戻してアクセルを全開でキックします。
乗るときに注意すべきポイント
DT50 は 2スト特有のクセと、古い車体ならではの弱点があります。走行中のトラブルを避けるために、以下を意識すると安心です。
● エンジンは必ず暖気してから回す(真夏と走行直後の再始動は不要)
2ストは冷えているとオイルが回らず、
- 焼き付き
- ピストンスカッフのリスクが高いです。
最低でも 1〜2分の暖気 → 低回転で数分走る のが安全。
● 高回転の連続は避ける
DT50 は高回転型ですが、古い個体は
- 点火系の熱ダレ
- 冷却系の弱り
が出やすいので、全開走行の連続は避けるのが無難。
● 水温の変化に敏感になる
水冷2ストは冷却系が弱点。
- 水温が急に上がる
- パワーが落ちる
- 白煙が急に増える
などは要注意。
冷却水漏れやエア噛みの兆候のことが多い。
● 2ストオイルの残量は常に確認1.3L残り0.3Lでレッドランプが点灯します。
オイルポンプ式なので、オイル切れ=即焼き付き。
給油のたびにタンクを覗く習慣をつけると安心。
● チェーンの張りはやや緩めが基本
DT50 はスイングアームの動きが大きく、張りすぎると(要注意)
- スプロケ摩耗
- ベアリング破損
につながる。
40〜50mm
の遊びを目安に。
(DT50xはチェンガイド付きですが、しっかりチェックはして下さい。
● ブレーキの効きに余裕を持つ
古いドラム車は効きが弱い。
「止まらない前提」で車間を広めに。
● 振動・異音に敏感になる
2ストは音で状態が分かりやすい。
- カタカタ(ピストン・小端)
- キュルキュル(ベアリング)
- バチバチ(点火系)
など、変化を感じたら早めに点検。
🔧 定期的に必要なメンテナンス
DT50 は年式的に「普通のバイクより頻度高め」が基本です。
項目ごとに周期をまとめます。
● 毎回 or 毎週
- 2ストオイル残量
- 冷却水量
- チェーン給油・張り
- タイヤ空気圧
- ブレーキの効き
● 500〜1,000kmごと
- プラグ点検(カーボン・焼け具合)
- キャブの汚れチェック
- ギアオイル交換(1,000kmでもOK)
- エアクリ清掃(湿式なので洗浄+オイル)2ストオイルOK
● 3,000〜5,000kmごと
- キャブ完全分解清掃(好調の場合は不要)
- チャンバーのカーボン除去
- 冷却水交換(ロングスパン)
- ブレーキシュー点検(効きが悪い場合、インジケーターで確認)
- フロントフォークオイル交換(年1でも可、理想)
● 年1回(お勧め)
- オイルポンプのワイヤー調整
- ハーネスのアース清掃
- スイングアーム・ステムのグリスアップ
- ホイールベアリング点検
- サスペンションのシール類点検
● 2〜3年に1回
- CDI・コイルの抵抗値チェック
- ラジエターキャップ交換
- ホース類の交換
- フロントフォークシール交換(漏れがある場合)