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  特別な内容の場合はバイク屋さんに相談しましょう 。
車 体
  操  作  保  険  法  規  ウェアー  体験者談  余 談

 
車体に関して

 新品タイヤの注意点!
交換したばかりの新品タイヤは、タイヤ表面にワックスが残っていて、思いのほか滑りやすい。タイヤ交換直後は急なハンドルやスロットル操作は控えめに。特にショップで交換直後、最初の曲がり角で転倒する人が多いらしい。ちなみにブレーキパッドも交換直後はアタリがついていないため、握っても効きが悪くヒヤリとすることがあるので要注意。
  タイヤ空気圧で燃費が変わる?
空気圧は乗らなくても減圧していく。規定空気圧がない場合タイヤは潰れて転がり摩擦抵抗が増大する。運転がしづらくなり。ブレーキも効かない。ツーリングの前日、又は毎月一回は チェックをしましょう。燃費は間違いなく良くなります。

  ナビやその他の電気製品を追加するとバッテリーの負担が増える。
バイクは通常、走行に必要な発電量に若干のゆとりを持って設計されています。しかし必要以上に電気製品を追加するとバッテリーの寿命を著しく縮めます。グリップヒーター等はエンジンをかけてからスイッチを入れましょう。 始動電圧が不足してエンジンを掛け損なう原因となったりします。必要最小限の電気製品と出来ればエンジン始動後に使用するようにしましょう。LEDの電飾もバッテリーの寿命を意外と縮めます。

  ナビは事故を起こしやすい?
一般的なナビはハンドル回りに固定します。実際は液晶はとても見づらくボイスガイダンスも聞こえません。電力も消費します。画面を気にしていると周囲の危険に気が付かないから事故も起こしやすくなります。スマホやアイホンでソフトをダウンロードしてブルーツースヘッドホンで音声ガイドにして乗るほうがはるかに安全です。電 気消費もなく取付費用も不要です。電話もできて便利です。しかし安全の為には音楽や電話は極力控えましょう。

  冬期路面の注意点。
冬はあまりバイクの乗らないほうが安全ですが、路面凍結防止のエンカリ(塩化カルシューム=路面凍結防止剤=部品を錆付かせます。)が撒かれている道路を走行せざるを得ない場合があります。そのまま放置しておくとバイクは 一気に錆びます。ユニクローム、重クローム、クロ染メッキ等は翌日には錆が付き始めています。速やかに(当日中)中性洗剤を用いて洗浄しましょう。

  バイク保管の注意点@。

保管する場所が軒下の場合は外部の影響をまともに受けます。 直接地面でバイクカバーを掛けるのは良くないです。足元から水分が蒸発しないようにビニールシートを引くと良いでしょう。バイクカバー内部に湿気がこもらない様にしましょう。湿気のない車庫が理想的です。
  バイク保管の注意点A。

毎日乗らない人はバッテリーを痛めやすい。最近は便利な充電器が出回っています。トリクル充電器というタイプで、減衰した分を補充するタイプの充電器です。これをセットしておけばかなり長期間バッテリーの寿命を確保できます。しかし、キャブレター仕様のバイクの場合は最低でも一ヶ月に一回以上30分間位は走行するようにしましょう。

  バイク盗難に対して備え。

保管する場所が周囲から丸見えの場合、まるで「盗んでくれ」と行っている様なものだ。盗難防止ロックをして更にバイクカバーをかけてしっかり施錠する。盗難防止ブザーやイモビラいざーは効果的です。センサーライトや盗難保険もかけましょう。

 メーターバイザーの効果。
通常、ネイキッドのバイクは風圧をまともに受けます。メーターバイザーは疲労の軽減に役立ちます。あまり大きな物は逆にハンドルを取られて危険です。

 新車のオイル交換は?
最近のバイクは部品の精度が向上していてギヤの当たり(滑らかに回る事)や部品のゴミが激減しています。しかし、バイクの場合はエンジンオイルでミッションもクラッチも共用している場合が多く乗用車に比べ早めに交換するのが望ましいです。特に新車の場合は頻繁に交換する事で後々クラッチ板の寿命に影響します。綺麗過ぎるオイルを入れる事は決して無駄遣いではないのです。エレメントも安物は目詰まりが早いので気をつけましょう。
 フォークオイルは交換すると何が良くなるの? 

ブレーキが良く効き、悪路で疲れにくく、曲がりやすくなる。実は10000kmくらい乗ると新車と比べるとかなり劣化していたりします。直接は止まりにくく感じたり。曲がりにくく感じたりします。ステアリングベアリングのグリスアップも大きな影響を与えます。30000kmくらい乗ったバイクと新車と比べれば明らかに違いを体感できます。リヤスイングアームのベアリングも同じような結果を得られます。

 石鹸の脅威 意外と急場しのぎに役立つ
バイクが倒れてクラッチケースにひび割れが出来た。ガソリンタンクに穴があいた。ラジェーターから液が漏れ出した。こんな時になんと固形石鹸が大活躍をする。穴に固形石鹸をねじりこむようにこすり付ける。なんとか漏れずに帰り着いた。・・・最近は保険やクレジットカードのロードサービスが充実しています。出来れば無理をしないでロードサービスを利用しましょう。最悪の場合に役に立てば良いですね。
 高圧洗車機の功罪  短時間で綺麗になるけど実は・・・
近頃ホームセンターで各メーカーの高圧洗車機が安価に売られています。確かにバイク屋さん達は使用していますが、どちらかと言えば、丁寧に水道の水を流しながら洗ったほうが間違いはありません。理由は電装機器がむき出しであったり、オイルシールは通常の自然圧しか設定していません。シールから水が入れば当然ベアリングを痛めます。もし使用する場合は至近距離から当てるのは控えましょう。
 

操作に関して                                                        このページのTOPに戻る

 暖気は夏と冬では違う。
通常、エンジンをかけてそのまアイドリング状態を保つことでエンジンを温めるとともに、オイルを潤滑させます。夏場でおよそ、2〜3分。冬場では4〜5分。暖機をしてから始動しましょう。スクーターなら1〜2分で大丈夫です。 インジェクションのバイクはコンピュータが制御しますので左程ナーバスでなくても良いが、やはり冬場は少し暖気してからが無難でしょう。

 セルモーターが回らない?
そんなときはキルスイッチをチェック。ギアが入っていたりスタンドが出たままだと作動しない。車種によりブレーキレバー又はクラッチレバーを握っていないと回らない仕組みを採用しているバイクもある。根本的にバッテリーがあがっている、電圧が不足している場合も回らないので 気をつけましょう。(ニュートラルランプがぼんやりと暗い場合、もしくは全く光らない場合。)

 ガス欠:なんとリザーブでガス欠してしまった。
燃料タンクはフレームにまたがっている。コックのある側を下になるようにいっぱい傾けると意外と少しは走れたりする。

 

保険に関して                                                        このページのTOPに戻る

  任意保険:二輪契約に原付特約の追加ができます。
通常、原付特約(ファミリーバイク特約)は自動車(マイカー)に追加する。しかし二輪(125cc以上のバイク)の契約に原付特約を追加する事もできます。
  ファミリーバイク特約は本当にお得なのか?
通常、原付特約(ファミリーバイク特約)は 固定料金(約¥10000/年、前後の追加)です。自動二輪車の契約と同じように原付の契約を別個にすると当然料金は割高です。しかし個別契約の場合ロードサービス(あいおいは60kmまで無料/回数制限なし/翌年保険料増額なし)が利用できます。バイクが古くなるとトラブルも増えます。年間一回利用するだけでペイ出来たりします。ちゃんと自分で調べてみましょう。

 ネット保険は本当に安いのか? 見積を自分で確かめてみよう!
確かに一年目の加入条件は安かったりする。しかし二年目、三年目となると殆ど変わらないか、又はサービスの内容では逆だったりする。
 任意保険:他車担保 確認してみよう!
バイクの任意保険は殆どの場合、他車担保は付いていない。つまり他人のバイクで事故を起こした場合、そのバイクに任意保険が付いていない場合は実費負担となる。不用意に人のバイクに乗るのは考え物です。

 

ウェアーに関して                                                    このページのTOPに戻る
 ヘルメットの耐用年数は?
実はヘルメットには、寿命というか耐用年数が設定されています。ヘルメットは購入後から約3年が耐用年数で、それ以降は年月の経過とともに、万が一のときに衝撃を吸収する緩衝材が本来の役割を果たさなくなることも。また一度大きな衝撃を受けると、緩衝材がつぶれてしまい、次のダメージを受けた場合に性能を発揮できない場合があります。安全性を保つために、ヘルメットは定期的な買い替えを心がけましょう。

 ヘルメットの シールドの曇り防止は?
ヘルメットは冬場や雨の降る日にはシールドの内側が曇って見難くなります。シールド曇防止スプレーが有効です。ない場合は中性石鹸を薄く塗るのも効果的です。

 長袖の効果。
ツーリングは朝しっかり長袖のウエアで身を固めて出かけても、昼頃には暑くてタマラン!なんてことになりませんか?で、上着を腰にしばりつけてTシャツ一枚で走っていると涼しくて快適!…ではないんですよ。バイクで走行中、体は常に風や直射日光にもさらされていますが、実はこの2つがクセモノ。たかが風や陽射しと侮ってはいけません!
冬場は気温が同じでも風が強い日と弱い日では寒さがまったく違いますよね?真夏にずっ〜と日なたにいると倒れそうになりますが日陰なら比較的過ごしやすくなりますよね。 ですから半袖で走行するというのは、皆さんの体にかなり負担をかけているんですよ。
これからどんどん暑くなってきますが長距離走行になればなるほどウエアには気をつかってくださいね。

 意外と寒い革ジャン革パンツ。
革ジャン皮パンツは春秋のツーリングは快適なのだけど、冬場は恐ろしく寒い。革が激しく体温を奪うのでオーバーパンツや防寒ジャケットを使用したほうが快適です。

 

法規に関して                                                       このページのTOPに戻る

 通行禁止地帯でのルール。
通行禁止地帯はエンジンOFF。駅の構内や車両通行禁止の橋上等で、50ccバイクを、エンジンをかけたまま押している人を見かけるが、この行為も道交法違反。押す場合でも必ずエンジンを切ること。服装にご注意を!

 赤信号は止まらないように通過する。:より安全になるには・・・考え直してみよう!
バイクは自動車のようにベルトもエアーバッグもない。もし交差点で追突されたら必ず痛い目に逢う。つまり赤信号は遠くを見ればどのタイミングになるか判断できるから手前から速度を調整して通過する。結果的には後続の車両のブレーキを自分がコントロールしている事となり追突されにくくなる。道路は自分一人で走っている訳ではないので可能な限り滑らかな運転をする事が安全に繋がる。後続の車両にしても赤の場合は通過は出来ない。目的地へ到達する時間も変わらない。ガソリンを節約でき、部品の消耗を抑える事が出来てエコです。
 この考え方はあくまで当店の考え方です。他の通行に妨げにならない気配りもしましょう。
 

体験者談                                                          このページのTOPに戻る

 友達からバイクを買った。

バイクを友達から買った。一年以上乗っていないから格安だった。そのまま半年以上乗っていたけど、バイク屋で見てもらったら前後の空気圧が0.5を割っていた。度々高速道路を120km/h位で一時間以上走っていた。バーストしなくて良かった。友達などから買ったバイクは一度バイクショップでしっかり点検をしてもらってから乗りましょう。

 部品ショップのイベント。

バイクの部品ショップの店員と仲良くなった。ツーリングやサーキット走行会など面白く参加した。勧められるままに、いろんな部品をいっぱい取り付けた。よくよく考えてみたら全て走るのには不必要な物ばかり、自分の能力が不足しているのに気が付くのには随分と浪費してしまった。部品にお金を使っても早く走れるようにはならない。ライスクのほうが大事だと思った。救いはまだ大怪我をしていない事です。大したテクもなくいい気になっていたらきっと大怪我をしていると思った。

 エンジンが喧しい。

バイクのエンジンが喧しくなった。友達がタペット調整をすると静かになると言った。マニュアルを見ながら調整した。エンジンのかかりは悪くなり焼きついてしまった。結局バイク屋さんに直してもらう事になった。最初からバイク屋さんに相談すれば良かった。

 友達にバイクを売った。

ある日突然、警察から呼出があり、自分の乗っていたバイクが犯罪に使われていた。友達は名義変更をしていなかったのだ。友達が盗難にあって届けを出す前に事件が起きた。結局自分は何も悪い事をしていないのに色々詮索をされ不愉快な思いをした。それでも事故で友達が死んだわけじゃないからと自分を慰めた。手放す時はプロが安心です。でも買取業者には悪辣な業者が多いので気をつけましょう。

 ツーリングに誘われた。

先輩が部品ショップ主催のツーリングに行くから付き合えと言われ参加した。午後三時過ぎに参加した他のバイクに追突された。骨折してバイクは大破した。相手はお詫びとして¥100000を持って来た。バイクの修理代はローンで払ってくれたけど医者代(健康保険でとお願いされた)や休業補償、慰謝料はない。彼は任意保険に加入していなかった。迂闊だと思った。事故相談に行ったけどお金をもらっている以上はなんともならないと言われた。参加するのに一々任意保険は入っていますかとは聞けない。ちゃんとしたルールのあるイベントに参加しましょう。
知らない人とツーリングに行く場合は、遠慮することなく必ず任意保険に加入しているか互いに確認しましょう。違法改造の車両で参加する人がいる場合は参加を控えましょう。
 

余 談   (経営者の私感)                                               このページのTOPに戻る

  社外品部品について。

一般的なバイク屋は社外品部品をお客様にいっぱい勧める。バイクを売るだけでは稼ぎが少ないから少しでも余分な部品を売るようにする。確かにそのままでは困る物がある高速道路を走る人はETCが欲しい。転倒した時の為にはエンジンガードが欲しい。ボックスやナビ、メーターバイザー、ヒーターグリップ、ナックルガード、盗難防止装置、バイクカバー、盗難ロック、タンクバッグ、レインウェア、バイクウェア、ヘルメット、バイクギヤ・・・これらは全て必要な物ばかりです。しかし不必要で尚且つ高価な物も沢山あります。典型的な例はマフラーがそうです。フェンダーレスキット、LEDウィンカー・・・殆どがファッションなのですが、殆どの社外品マフラーは明らかに煩く迷惑なものが多く、LEDウィンカーは物によっては規格外=危険だったりします。余計なお金は使わず必要な物に使って欲しい。残ったお金はツーリングの資金に充てて欲しい。趣味なのだからファッションも満たさなくてはいけないが、大人の常識を逸脱するのは考え物です。とりあえず無事に走る事を、人に迷惑をかけない事を念頭に置いてバイクを楽しむ事が望ましいです。贅沢を言うならば、腕を上げて乗って欲しいです。社外部品をつけるのは腕を上げたからでも決して遅くはない。

部品ショップはまさに社外品を売る事が目的です。入り浸れば必然的に無駄遣いをします。カッコイイからといって取り付けてもさして性能が向上する事ありません。本当に必要な物だけを買うようにしましょう。

  ツーリングについて。

バイクショップのツーリングはお客様の安全を確保する事が優先します。無理なスケジュール、危険なルート、天候の状況、参加する人の技量の違い、任意保険の加入の有無、参加した人が全員が楽しく思えるイベントを企画します。全ての人が満足するのはかなり難しいのですが、最低限度の要求は満たすようにしています。参加者全員が任意保険に加入している事、違法改造車両がいない事、他店では焼肉ツーリングで当たり前にビールを飲んだりしますが、当店では遵法精神を重んじています。